「Q&A」どうして月忌参りをするのですか?

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答え

 月忌参りは月命日といってその日は家族でお内仏の前にお参りをして身近な亡くなられた人を想い、いのちについて憶念する日です。特に関西方面では、古くから大切にされてきた行事です。どうして亡くなられた方を大切に思うのでしょうか。

釈尊は人間が何のために生まれてきたのかを仏になるため(成仏)と発見されました。仏になるとは本当の人間になるということです。本当の自分になるために私たちは生きているのです。どんな人も仏になるために生きようとしておられます。

 私は月忌参りをして40年近く経ちましたが、出会った頃の夫婦が子供を産み育て生活を誠実に送られ、子供が成人し、ある子は結婚し、孫が生まれ、定年を迎え、病気にもなり、老いて、そして亡くなられていきます。その都度その都度悩みや苦しみを抱え、時には喜びを分かち合い、笑いあう姿を見てきました。亡くなられた後は残った遺族の人にどんな歩みをされ、どんなことを言っておられたか、そしてそのことが仏のはたらきを表現されていることを伝えています。時にはそこまで、ばあちゃんのことを思ってくれるのかといわれたり、あるいはまったく逆に怒られたりすることもあります。

今海外から、悲しみに暮れる遺族に寄り添う月忌参りが評価されつつあります。じっくりお内仏に向かい合いましょう。

(第6組  専宗寺  本田  哲)