天満別院では7月12日(金)16時から1階講堂にて青年部会主催の講習会が開催されました。
御講師には本山宗務所 本廟部部長 近松 誉師にお越しいただき、「別院と崇敬寺院」というテーマのもとに、崇敬寺院の役割と今後についてお話しいただきました。
先生からは、天満別院の崇敬寺院は水運や街道筋に沿って定まっており、かつては行政的にも経済的にも繋がっていたかもしれないが、今は天満別院にご縁のあるお寺が集まっているということ。また各お寺の規模は様々で、研修の場があるという方が少なく、場があっても交通機関に限界があったりという状況の中で、天満別院のように大谷派の別院というのは幸いにして交通機関の発達したところに多く存在するということ。そこに関わりのある方が意見、考え、願いを持ち寄り、個々のお寺ではできないことを別院でしたいというところに立った時に初めて現代の別院の役割というのが出てくるとお話をいただきました。
また我々は様々な生い立ち、ご縁の中でお寺をお預かりし、それは江戸時代から変わらず我々の根ざしているものが人間の数だけあるということは、その教化の在り方というのも、その数だけあるということで、各お寺ではできないことを担うのが別院の役割だともお話いただきました。
これからも青年部会では様々な講習会を開催できればと考えています。
今回来れなかった方々も、今回ご参加くださった方々も、是非次回もご参加いただければ嬉しく思います。皆様ありがとうございました。