投稿者: horikawa
天満別院報恩講 勤修のご報告
天満別院では、10月3日(木)から5日(土)にかけて報恩講が勤修されました。
ご法話には前輪番 武宮 信勝 師をお招きし、
講題「迷いに立つ」のもとお話いただき、
久しぶりの再会に我々職員、ご門徒をはじめ喜んだことでした。
9月28日(土)の報恩講お待ち受け奉仕の際には、ご門徒の皆様に各部屋のお掃除や仏具のおみがき、のぼり旗、紫幕の設置等にお手伝をいいただきました。報恩講中もご門徒の皆様にはお手伝い賜りました。
改めて皆様方のお力添えに厚く御礼申し上げます。
「Q&A」地獄はあるのでしょうか?
最初に日本人の地獄観に影響を与えたのは、七高僧のひとり源信僧都の著書『往生要集』です。そして、『往生要集』の文章をもとにして描かれました地獄絵図が私達の地獄のイメージとなっています。さて本題にはいらせていただきます。
地獄はあるのですか、と尋ねられたなら、ありますと答えさせて頂きます。ただ生前に悪い事をし、亡くなってからいく世界ではなく、生きている私達が常に作り出している世界です。私達が常に作り出していると聞いて、驚く方もいることでしょう。しかし、厄介なことに私達はその事に気付かずに生きています。私達に分かりやすく、馴染みのある地獄の一つに等活地獄とい うのがあります。鬼がこん棒で人をぺしゃんこにし、ぺしゃんこにされた人が風によって飛ばされ元に戻るということが永遠に繰り返される地獄です。この地獄を私達の日頃の姿で例を挙げて説明しますと、お酒を飲みに行き、お酒を飲み過ぎて次の日に二日酔いになり、苦しい思いをしているにもかかわらず、何日かしたらその事を忘れまた同じ失敗をしてしまう。自分の欲を最優先にし、自分自身を見失った世界です。地獄は、私達の思いや都合によって作り出される迷いの世界であり、生きている限り私達は地獄を作り出してしまいます。今、自分が地獄にいると気付くことが出来た時、地獄が障りとならなくなります。その事 に気付く縁となるのが南無阿弥陀仏とお念仏申すことです。どうぞ共にお念仏申しましょう。
(第14組 專隆寺 澤田 友)
10月号『六字城』HP公開のお知らせ
報恩講 お待ち受け奉仕のお願い
天満別院では、9月28日(土)9時から来る報恩講に向けて、
ご門徒の皆様の協力を賜り、おみがきや五色幕の設置、各部屋のお掃除を致します。
皆様にも是非ご参加いただきたく思います。
共に汗をかき、来る報恩講をお迎えしたいと思います。
詳細は下記の通りです。
何卒ご協力のほどよろしくお願い致します。
記
日 時 9月28日(土)9時から
場 所 天満別院 本堂
服 装 汚れても構わない服
天満別院報恩講 勤修のご案内
下記の通り、天満別院報恩講を勤修致します。
記
10月3日(木)
・逮 夜(13時30分)
法話 武宮 信勝 師(佐世保別院輪番/天満別院前輪番)
講題「迷いに立つ」
10月4日(金)
・晨 朝(7時00分)
・日 中(10時00分)
・御伝鈔拝読(11時00分)
・結願逮夜(13時30分)
法話 武宮 信勝 師(佐世保別院輪番/天満別院前輪番)
講題「迷いに立つ」
10月5日(土)
・結願晨朝(7時00分)
・報徳会(音楽法要)(10時30分)
法話 武宮 信勝 師(佐世保別院輪番/天満別院前輪番)
講題「迷いに立つ」
・結願日中(13時30分)
法話 武宮 信勝 師(佐世保別院輪番/天満別院前輪番)
講題「迷いに立つ」
皆さまお誘い合わせ上、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。
8月31日(土)墓地寺務所閉鎖のお知らせ
お墓参りに来られた皆さまへ
墓地事務所閉鎖のお知らせ
8月31日(土)1日間、
台風接近のため
墓地寺務所を閉鎖させていただきます。
大型の台風の接近が予測されており、安全を考慮いたしました結果、上記対応をさせていただきます。
天候の都合とはいえ、お墓参りに来られた方にはご不便をお掛けしますことをお詫び申し上げます。
本堂寺務所には職員がおりますので、本堂寺務所(06―6351―3535)までご連絡くだされば対応に参ります。
何卒ご了承ください。
真宗大谷派 天満別院
9月20日(金)秋季彼岸会法要勤修のお知らせ
天満別院では、9月20日(金)秋季彼岸会 並 総永代経法要 兼 墓地納骨(物故者)追弔法要が勤修されます。
ご法話には、大阪教区第13組 即念寺 洲﨑 善範 師、弾き語り 角谷 早音美さんにお越しいただき、講題「出遇い直し」についてお話しいただきます。
勤行開始のお時間は、13時30分となっております。
尚、今年度の彼岸の入りは9月19日(木)、中日が22日(日)、明けが25日(水)となっております。
皆さまのご参詣お待ちしております。
「Q&A」なぜ?お念仏で救われるの?
答え
この疑問について、最初に「お念仏・南無阿弥陀仏」から考えてみましょう。お念仏を考えるにあたり、信国 淳先生のお言葉を参考にさせて頂きたいと思います。先生の「汝、無量寿に帰れ 無量寿に帰って 無量寿を生きよ」というお言葉があります。「あなたは、本来の自分に帰って下さい 本来の自分に帰って 本来の自分を生きて下さい」という意味です。この言葉からお念仏は、阿弥陀仏にお願い事をするのではなく、人が阿弥陀仏の呼びかけに耳を傾け、自分の思いや都合によって迷うことから、本来の自分に立ち返らさせて頂くことだと考えることが出来ます。次にお念仏で救われるということについては、自分の 思いや都合を満たすことが救いでは無く、逆にそう言ったものによって、迷っていた自分に気付かされて、「いま、ここにいる、この私」本来の自分に帰らせて頂くことです。私達は、他者によって迷わされるのでは無く、自分の思いや都合によって迷います。生きている限り、その事から免れることは出来ません。そのような私達がお念仏のご縁を頂けた時、常に本来の自分に帰ることが出来るということを、この疑問についての返答とさせて頂きます。特に現代は、情報社会であり、飛び交う様々な情報に人の心は、迷いやすい時 代です。そのような今、お念仏の教えは大変重要だと思います。ま ずは、分かっても、分からなくて も一緒にお念仏申しましょう。
(第14組 專隆寺 澤田 友)