コロナが理由で、お骨に還った方でもお葬儀するのですか?   

投稿日:

答え

新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、1年以経った現在も感染者数・死亡者数が増え続けています。新型コロナに感染して入院すると、家族とも面会出来ず、そのままお亡くなりになればほとんどの場合、ろくに対面や葬儀も出来ないまま火葬され、お骨となって帰ってくるのを待つしかありません。芸能人が亡くなった際の遺族のお話などを聞いていますと、本当に悔しさや無念さが伝わってきます。しかし先に火葬したからといって、葬儀が出来ない、葬儀をしないということはありません。そもそも「お骨葬」(お骨の状態で執り行う葬儀)というのは地方の習慣や、故人の亡くなり方によっても行われていますので、コロナで始まったものではありません。

亡き人は私たちに身業説法(自らの身をもって教え伝える)して下さっています。人はどのような人生を送ろうともいつか必ず命を終えていかねばならないし、いつ何どき、どのような形になるかもわかりません。まして今のコロナの世の中を誰が想像したでしょうか?本当に人の生き死にはわかりません。そのことを亡き人を通して教わるのです。そしてそのような厳しい人生をどう生きていいかわからず不安な私たちが、葬儀やその後の仏事で仏さまの教えと出遇って行くのです。

葬儀をしないと尊い機会を失うことになります。派手な葬儀をする必要はありません。お骨であってもしっかりと勤めてください。

(第6組  角善寺  梅田  弘則)

6月24日(木)夏の御文法要のご案内

投稿日:

 

天満別院では、6月24日(木)13時30分より、

夏の御文法要を勤修致します。

ご法話の御講師には、

光照寺 墨林 浩 師 にお越しいただき、

「一念発起 平生業成の宗旨」についてお話しいただきます。

感染症対策には十分に配慮致します。

皆様のご参拝をお待ちしております。

夏の御文 ポスター

5月24日(月)定例法話の開催について

投稿日:

天満別院では「緊急事態宣言」の延長を受け、予定しておりました5月の定例法話につきましては、下記のように対応致します。

 

 

◇ 5月24日(月)13時30分

定例法話 沼田 和隆 師

講題「如来の御ちかい」は、中止とさせていただきます。

 

引き続きご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

5月号「六字城」HP公開のお知らせ

投稿日:

天満別院では昭和38年8月の創刊より毎月機関紙「六字城」を発行しております。

先月末には、「六字城」678号(令和3年5月号)を皆様のお手元に届くようご郵送いたしました。

また天満別院ホームページにも公開しました。下記リンクからも閲覧いただけます。

皆さま是非ご覧ください。

678号(令和3年5月号)

Q&A 最近、僧侶を呼ばない葬儀や直葬が多いが、どうなんでしょうか? 

投稿日:

答え

ここ近年で葬儀や中陰の形態が随分変わりました。そのうえ新型コロナウイルスの感染拡大でさらに簡略化、少人数で短時間、集まる回数を少なくするため儀式自体に変化が生じています。葬儀式中の初七日はもちろんのこと、満中陰という言葉まで飛び出している状態です。こんなことがまかり通ると、もう元に戻すことは不可能と言えます。とてもコロナだけの問題ではありません。
何のために葬儀を行い、なぜ僧侶を呼ぶのか、ということを改めて問い返さなくてはなりません。

 葬儀を行うということは、その人の生前の遺徳を忍び、ご苦労をねぎらうのと同時に、人として生まれたら必ず死ぬということを教わり、やがて自分もこうなるのだ、ということを悟る場であります。
今まで宗教に無縁のものであっても、身近な人の死ということを通して仏縁に出会う場であります。
例えば一度も手を合わせて合掌すらしたことのない人であっても、仏縁に出会うと、周りを見て知らず知らずのうちに、手を合わせて頭を下げているものです。
そして、僧侶が葬儀に必要なのは、単にお勤めをして、派手な装束を着て儀式を執行しているだけではなく、今後仏法聴聞の場を設けて、仏縁作りの手助けをするために僧侶が必要なのです。僧侶と関りを持たなかったら、いつどこで仏縁に出会うのですか。
事情もあることでしょうが、出来るだけ呼んでください。

(第13組 心願寺 松井 聰)

4月22日 聖典講座・24日 定例法話の開催について

投稿日:

「医療非常事態宣言」が4月8日に発令されたことを受け、天満別院の4月の開催予定行事につきましては、下記のように対応致します。

 

 

◇ 4月22日(木)14時~17時

第4回(最終回) 聖典講座(真宗学)  古田 和弘 氏

講題「『高僧和讃』に学ぶ」は、オンライン聴講のみの開催となりました。

参加を希望される方は教務所メールアドレス(osaka@higashihonganji.or.jp)までお申し込みください。

※オンライン聴講の定員は、100名です。

 

◇4月24日(土)13時30分

定例法話 松尾 華香 師

講題「日常に活かせる心理学」は、中止とさせていただきます。

 

引き続きご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

4月号「六字城」HP公開のお知らせ

投稿日:

天満別院では昭和38年8月の創刊より毎月機関紙「六字城」を発行しております。

4月上旬に、「六字城」677号(令和3年4月号)を皆様のお手元に届くようご郵送いたしました。

また天満別院ホームページにも公開しました。下記リンクからも閲覧いただけます。

皆さま是非ご覧ください。

677号(令和3年4月号)

「医療非常事態宣言」に伴う天満別院の対応について

投稿日:

2021年4月9日

関係者各位

       真宗大谷派 天満別院

輪番 武宮 信勝

 

「医療非常事態宣言」に伴う天満別院の対応について

 

 

謹啓 益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は当院に格別の御高配を賜り厚く御礼申し上げます。

この度、大阪府において医療非常事態宣言が発令された事に伴い、天満別院では下記の通り対応いたしますので何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

合掌

 

1、期間  2021年4月9日(金)〜医療非常事態宣言解除まで

 

 2、月忌参りについて

従来通りとし、中止のご連絡がある方のみ対応致します。

 

 3、墓地開閉時間について

6時30分〜15時まで

 

 4、晨朝及び感話について

 従来通り継続して行います。

 

 5、別院使用について

従来通り行なっております。

 

以上

質問等ございましたら、天満別院までご連絡をお願い致します。

06−6351−3535

Q&A ペットにお経を上げてほしい!

投稿日:

答え

外出自粛生活以来、ペットと居る時間が増えて、以前より甘えてくるようになった、とよく聞きます。しかしペットといえども、よい時ばかりではなく老病死をかかえて生きている身であります。時には病気になって動物病院へ通ったり、加齢により足腰が弱り介護が必要になり、そしてやがて死に往く姿は、まさに人間と同じであります。

ペットは家族の一員であるという考え方は否めないでしょう。亡くなれば心情的には見送りの儀式とお経の一つでも上げてあげたい気持ちになるものです。

しかし仏教の教えからはペットにお経を上げる必要はありません。何故なら動物は自ら死を選ぶことはありません。自然に生きぬいてこの世の縁が尽きたら死に往くだけです。

お経を聞くべきはむしろ人間の方です。人間は与えられた人生に対して文句を言ったり愚痴ったり、傷つけたり、自ら命を絶ったりするのです。人間だけが迷い苦悩する生き物であるから、お経の教えが必要なのです。お経は、人生の指南書です。

大切なペットであるはずなのに、都合の良い時には可愛がり、思い通りにならないと虐待をしたり、手に負えなくなって捨てる、と言うことも聞きます。

こんな人間こそ、お経を聞かねばなりません。

僧侶側も一方的に「ペットにお経は上げません!」と断るのではなく、上げてあげたいという気持ちを大切にして、お釈迦さまが言わんとしていることを話してあげてください。

(第13組  心願寺  松井  聰)